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Ducato Traditional "British tricolore"

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  • 価格¥10,000(税別)

Ducato Trad "British tricolore"

商品番号 : 053050000017

デザイナー プロフィール

miyu

武蔵野美術大学卒業後、メンズ、レディースのネックウェアのデザイナーとしてアラ商事に在籍。日本の伝統や文化、そして日本人特有の繊細な感覚に興味を持っていて,大学時代は日本画を専攻していました。商品制作では、日本画で培った色や形に対する繊細な感覚を大切にしながら、取り組んでいます。

デザイナー インタビュー

英国の象徴“ユニオンジャック”を「カスミ地」で柔らかく表現してみました。

今回のタイのコンセプトは?

自分の中のトラッドのイメージはどういうものかと考えたとき、ふと思い浮かんだのが1924年のパリ五輪を舞台にした映画に出ていた英国選手団の着こなし。青のジャケットに白いパンツ、そして赤、青、白で切り替えたレジメンタルタイ……まさにユニオンジャックのカラーをそのまま反映させたもので、クラシックでトラディショナルなイメージそのものでした。今回はこのイメージを1本のネクタイの中に表現しています。もちろんただ忠実に再現するのではなく、カラーコントラストを参考にしながらも、組織や加工、仕立てを工夫し、現代的なカジュアル感やリラックス感も醸せるように努めました。

素材や生地、仕立ての特徴は?

パターンやカラーは映画の中で英国選手達が締めたレジメンタルタイを参考にしたのですが、これを緯出しの多い「綾地」や「レップ地」といったトラッドでよく使われる組織で表現しても固いイメージにしかなりません。そこで今回は経出しが多い「カスミ地」で表現することにしました。「カスミ地」は「斜紋織り」とも言い、「綾地」と同じくくりですが、組織が斜め45度に付けられているもの以外を指します。その種類は非常に多く、多彩な表現が可能ですが、単一色の経だけで綺麗な赤、青、白のストライプとするのは難しく、赤、青、白の「縞経」をかけてストライプを表現することにしました。 ちなみに赤、青、白はフランス国旗の色でもあります。そこでより英国らしさを強調するため、地の部分にも大小2種類のユニオンジャックの地紋をカスミ地で入れました。そして織り上がった生地には「強柔軟フェルト加工」を実施。これは、熱が充満した窯のような整理機械に柔軟剤を入れながら生地を通し、その後フェルトを敷いた機械の上でより濃い柔軟剤をかけつつ鉄のローラーでプレスする加工方法。これにより非常に柔らかい風合いの生地に仕上がりました。仕立てに関しては生地の柔らかさを活かすため剣先を三つ巻き加工にし、芯地は片面起毛で薄めのタイプを採用しました。

製作過程で苦労したことは?

カスミ地を使って赤、青、白の色をいかに綺麗に出すかというところで、初めは赤、青の「ヤスラ経」も考えたのですが、カスミ地は経密度が混んでいないと綺麗に表現できず、通常の経より荒いヤスラ経では綺麗なユニオンジャックの地紋を表現することは無理だとわかり、そこでとても悩みました。その後、赤、青、白の縞経でストライプを出すことにしたのですが、それでもユニオンジャックの地紋をカスミ地で表現するのは至難の技。特に細かい地紋はつぶれがちで、何度も紋の修正をしていただきました。

出来映えについての感想は?

非常に良くできました。パターンはクラシックですが、縞経でストライプを出したこと、経と近い色で緯を打ったことなどが功を奏し、大小のユニオンジャックの地紋が角度によってさりげなく見え隠れする、スタイリッシュなタイとなりました。白ストライプの経朱子もクリアで新鮮なイメージを高めているんじゃないかと思います。

どんなスタイルに合わせてもらいたいですか?

当初のイメージ通りにブルーのジャケット+白いパンツに。程よくカジュアルでラグジュアリー感あるスタイルが築けるのではないでしょうか。ベージュやオフ白のコットンやリネン素材のジャケットにも合いそうですね。いずれにしろちょっと遊び心あるスタイルに締めていただくと、このタイの小粋さ、エレガントさが引き立つと思います。

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