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Ducato Traditional "Botanical Blackwatch"

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  • 価格¥10,000(税別)

Ducato Trad "Botanical Blackwatch"

商品番号 : 053050000015

デザイナー プロフィール

coko

武蔵美を卒業後、日本でネックウエアのデザイナーになり10年後渡米。F.I.T(ニューヨークファッション工科大学)ファッションデザイン学科を卒業し、ニューヨークで著名なコンテンポラリー婦人服のデザイナーとして7年間在籍。帰国後ネックウエアのチーフデザイナーとしてアラ商事に在籍中。得意の歌は渡米前も渡米後もキューティーハニー!(ぶれてない)

デザイナー インタビュー

ボタニカル染め&シャトル織機によるほっこりした味わいが自慢です。

今回のタイのコンセプトは?

ハイランドと呼ばれるスコットランド北西部を発祥とするタータンチェック柄。日本の家紋のように氏族ごとに独自のチェック模様を用いていたようで、その種類は170種以上あるそうです。なかでも私は“ブラックウォッチ”と呼ばれるブルー地にグリーンと黒の格子を配したタイプが昔から好きです。おそらく、全体的に暗い色彩が発するクールなニュアンスに惹かれているんでしょう。ちなみにブラックウォッチとは「黒い見張り番」という意味で、1700年ごろに反政府派を取り締まった非正規軍のあだ名。勇猛で知られた彼らは、敵に見つからないよう暗い色彩のこのタータンチェック柄の服を着ていたんだそうで、いわば元祖迷彩柄とも言えるんです。今作ではそんな彼らにあやかり、現代のビジネス戦士へのお守りの意味を込めた新たなブラックウォッチを目指しました。

素材や生地、仕立ての特徴は?

素材はすべてシルク糸の中から選定。ネップのある太い糸が表面感のアクセントになるようにして、生地の厚みをネクタイに適した厚みになるように2種類の細めの糸を組み合わせて織ることに決めました。糸の染色では、植物由来の染料を使いながら、堅牢度もちゃんと出る新しい植物染め(=ボタニカルダイ)を採用。ちなみに癒しやお守りとしての効果も得られるよう、ブラックの染料は楡の木、ネイビーはエルダー(ニワトコの木)、グリーンは月桂樹の葉から抽出しています。また綺麗なチェック柄の表現や、柔らかで温かみある風合いを実現するため、経・緯とも同じ番手の太糸を使用し、豊田織機製の古いシャトル織機でゆっくり織り上げたのも今回の生地の特徴。約80年前に作られた骨董品のような織機ですが、経糸のテンションをぴんと張らずに織るので全体にふんわりとした風合いとなり、手で織ったような何ともほっこりとした表情に仕上がりました。

製作過程で苦労したことは?

特殊糸を使用し、なおかつ普段はネクタイ生地には使用しないシャトル織機で作成したため、正しい糸の選定に行き着くまでが一苦労。また古い織機のためそもそも効率が悪いのに、故障や不具合となることも多く、サンプルを作成するのに膨大な時間がかかりました。

出来映えについての感想は?

長い長いプロセスを経ただけに、完成時の感動はひとしお。染色は古くから続く草木染を改良した新染色方法であるボタニカルダイ、製織は80年も前から使われ続けているシャトルの豊田織機……進化しながら今も継承されるこの2つの技術を使用して、私が作りたかったほっとするようなぬくもり感のあるタイが完成しました。時間もコストも、通常の商品プロジェクトと比べられないくらいかかりましたが、愛すべき商品になりました。

どんなスタイルに合わせてもらいたいですか?

ダークトーンのブラックウォッチは一見シックな趣ですが、何種類もの意匠糸を使用したことでざっくりと豊かな素材感に仕上がっています。だからツイードやフランネルなど同じように素材感の効いたスーツ、あるいはジャージーやニット素材のジャケットなどを着た少しカジュアル寄りのワーキングスタイルにも相性がいいでしょう。もちろん休日スタイルを上品に格上げしたいときにも絶好ですよ。

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