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Ducato Muji "WA(和)"

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  • 価格¥10,000(税別)

Ducato Muji "WA(和)"

商品番号 : 053050000009

デザイナー プロフィール

miyu

武蔵野美術大学卒業後、メンズ、レディースのネックウェアのデザイナーとしてアラ商事に在籍。日本の伝統や文化、そして日本人特有の繊細な感覚に興味を持っていて,大学時代は日本画を専攻していました。商品制作では、日本画で培った色や形に対する繊細な感覚を大切にしながら、取り組んでいます。

デザイナー インタビュー

貴重な「生葉染め」が叶えた綺麗で奥深いブルーをご堪能あれ!

今回のタイのコンセプトは?

大学の時に日本画を専攻していた経緯があり、元々日本的な美意識にも興味があったので、どこか「和」のテイストを感じさせる無地のネクタイを作ろうと考えました。私たち日本人は古来より自然を大切にし、自然の流れに身を任せ、偶発的に生まれる美を大切にする独特の感性を備えています。そこから考えを発展させ、意図せずに生まれる自然な凹凸感や色合いを表現できたらと。そのために糸の選定から織りにもこだわり、さらに天然染料を使った伝統の手染めの手法なども採用。大量生産では絶対にできない、ある意味とても貴重な無地のネクタイを目指しました。

素材や生地、仕立ての特徴は?

色に関しては、昔から日本人に好まれ、自分自身とても好きな色である“ジャパンブルー”と呼ばれる青を天然染料で表現したいと考えました。天然染料で青というと藍染め以外にありません。一般的なのは、「建て染め」と呼ばれる藍の葉を長時間発酵させて染色する方法ですが、今回は「生葉染め」という染色方法を採用。これは収穫したばかりの生の藍の葉を細かく刻んだ後に水に漬け、その抽出液のみで染める方法です。特徴は建て染めに比べて非常に明るくて鮮やか、そしてやや緑がかった青色となること。新鮮な葉が入手できる夏の僅かな期間しか染めることができないため、とても貴重な色とも言えます。せっかくの機会だからと、私自ら藍の葉畑に足を運んで葉を収穫。その場で生葉染めを行いました。 染めに使った生地は、経糸こそ光沢のある通常の白いシルク糸ですが、緯糸には自然な凹凸感を出すため、繭をほぐして綿状にしてから紡績する「紬糸」を使いました。紬糸はかなり節の目立つ、やや粗野感のある太い糸。だから重たい印象になりすぎないように通常のシルク糸と交撚し、生地組織はシンプルな平織りにしました。ちなみに緯糸に使った紬糸とシルクは、両方ともあらかじめ青に染めあげたもの。これを生地段階でもう一度染めあげることで、糸の青と藍の生葉による青とが混ざり合い、意図せず自然で奥深い色合いが表現できるんじゃないかと考えたのです。 なお仕立て面での特徴ですが、使用するウール100%の芯地は、薄手ながら表面を若干起毛させたものをセレクト。リッチ感を出すために総裏加工とし、裏は少し深合わせにしています。小剣をちょっぴり太めにしたのもこだわりです。

製作過程で苦労したことは?

自然な凹凸感を出す為に紬糸を使うことにしたのですが、大島紬や結城紬などのような伝統工芸品的な味わいは狙うところではありません。目指したのは、「和」に根差しつつも、現代のスーツやジャケットにフィットする時代性を備えたネクタイ。これはある意味新しい価値観の創出であり、そのバランスを図るのに非常に悩みました。

出来映えについての感想は?

自分なりに良くできたと思います。緯糸に紬糸と通常のシルクを使ったことで、自然な凹凸感がありながら、上品な光沢もあり、贅沢な生葉染めにより美しく奥深い青の色彩も楽しめる。他ではなかなか見られないようなネクタイに仕上がったんじゃないかと自負しています。どこか和のテイストを感じさせるリッチでモダンなタイです。

どんなスタイルに合わせてもらいたいですか?

カチッとしたスーツスタイルに合わせるのもいいのですが、イメージとしてはやや軽快感のあるジャケット、あるいはコットンやリネン素材のセットアップスーツに合わせる小粋なスタイリング。もっとカジュアルがお好きな方ならシャンブレーやダンガリーのシャツに合わせても、お洒落に決まると思います。

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