ネクタイを選ぶ大きな要素に柄と色があります。スーツやシャツに合わせて自分の好きなネクタイを選びましょう。
ネクタイを選ぶ時は、合わせるスーツやシャツとの組み合わせを考えながら、どんな色や柄があるのか、どこにつけていくのかを考えましょう。しかしフォーマルな場を除いて、ネクタイの選び方に絶対にこうしないといけないなどのルールはありません。自分の好きな色や柄を自由に選んでいただくのが一番です、それでもネクタイ選びに迷ってしまう人や、もっとネクタイにこだわりたいという人のために、ここでは主に色、柄、についてご紹介します。
ネクタイの色を決めるポイントは、まずはシャツの色と相性のいい色を選ぶことです。同系色でまとめたり同じトーンの色を組み合わせると決まって見えます。また、全体の色を3色程度に絞るとすっきりとまとまった印象になります。この時ネクタイの色を決める際に、自分の気持ちや思いを色に込める場合があります。色彩効果を利用して相手にどんな印象を持ってもらいたいかを考えるのも、ネクタイを選ぶ楽しみの一つです。
赤 : 気持ちを高める色
赤色は出世運や勝負運をあげる色と言われ、強く自分をアピールしたい時におすすめの色です。
青 : スーツやジャケットに最も合わせやすい色
青色は一般に誰にも似合い、コーディネートが容易な色で、水色、群青色、紺色など様々な青色があります。見る方の印象も良く、爽やかにもシックにも決められるので、初めてネクタイをつける人にもつけやすい色です。
黄、オレンジ : 顔を明るく見せる色
黄色やオレンジは、顔の色を明るく見せ、元気のいい印象を与えます。コーディネートのアクセントにもなる色です。
黒、茶 : 大人の色気を出す色
黒や茶色はしっとりとして堅実な大人の魅力を引き立てます。
白 : 柄を引き立てる色
白は色の主張を押さえて柄を引き立てるので、いつもと違った楽しみ方が出来ます。また、日本では白のネクタイと言えば結婚式ですが、外国ではその習慣がないそうです。
ネクタイには様々な種類の柄があります。色と柄の組み合わせを考えれば、ネクタイ選びの幅は無限に広がります。基本的にネクタイの柄の種類は無地・パネル・ストライプ・チェック・オールオーバーの5つに大きく分類できます。一般的にはネクタイの表面全体を占める柄や模様によって、大柄、中柄、小柄と分けています。
単色無地の表現のことを言います。また同色の地紋が入ったもの・柄があっても無地風な表現のものを指していいます。
柄をひとつに表現したもので、繰り返しのない柄のことを指していいます。
※センターパネル、グラデーションパネル、大柄パネル、パネルストライプ、ボーダーパネル など
縞模様です。ネクタイの場合、生地を正バイヤスに使うので大抵45度の斜めの縞模様が基本になっています。
※ブロックストライプ、レジメンタルストライプ、ペンシルストライプ、チョークストライプ など
格子柄の事を言います。縞の組み合わせにより色々なチェック柄ができます。
※ハウンドトゥース、シェーバーズ、グレンチェック、ギンガム、タータン、タッターソール など
前面模様の事を指し、柄や模様の部分が占める密度によって、大柄・中柄・小柄といいます。
※アニマルモチーフ、ドット、ペイズリー、ジオメトリック、フローラル、ヘリンボーン など