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ネクタイ生地の製造方法

ネクタイには、織(ジャガード)と、染(プリント)の2つの製造技法があります。

織と染、それぞれの風合いを味わう

ネクタイに色や柄をつける方法には、織と染の技法があります。色と柄を布に織り込むジャガードと、布に色をのせるプリント。それぞれの風合いを味わって下さい。

織(ジャカード)

生地の凹凸が美しい織物

ジャガード織とは、縦糸と横糸を交差させる段階で凹凸をつけ、生地そのものに模様をつけるという特別な織り方です。柄の大きさや色数に制限があるものの、重圧な凹凸感、生地の繊細な表情が美しい織物で、アラ商事ではその美しさをそのままネクタイに活かしています。

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染(プリント)

布の風合いを損ねず大胆で鮮やか

プリントは生地に色・柄を染める表現です。 代表的な手法として、捺染(白生地に直接染めるもの)と、抜染(色生地に柄を染めていくもの)の2種類があります。プリントは軽やかで大胆なデザインが表現でき、色も多色使いで表現できます。

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織物とは経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸を直角に組み合わせ、一定の幅と長さと厚みを持った平面状に仕上げたものです。こうした織物の性質は使用する原料糸の種類によって、また組み合わせ方(組織)によって様々に変化し、独特の持ち味を作り出します。

織柄のデザインを図面に描く―製紋工程

最初にデザインを表現するための組織を考え、それを織り機に読み込ませるための紋紙に仕上げます。紋紙に仕上げるために、方眼目にひとつひとつデザインと組織図を書き込み、それをコンピューターで読み込みます。

糸を準備する 1 - 経糸工程

織物(生地)により、一万本から二万本の糸が必要になります。それらの糸を200本から300本の単位でボビンから整経機のドラムに巻取ります。

糸を準備する 2 - 緯糸工程

糸に適当な太さと色艶を与えるために2~3本の糸を撚り合わせます。糸を撚り合わせることで、所要の太さの糸にする、糸むらをなくす、丸みを与える、強さ、伸張性、弾力性を与える、特殊な風合いと外観を与えるなど、クオリティーを高めます。

生地を織る - 製織工程

経糸1本1本を上下に動かす筬打運動に支持を与えるのがジャガードで、紋糸の穴に針が当たり、それによって針につながった糸を上下に動かします。これによりネクタイの紋様で美しい紋様が出来ます。

生地を仕上げる - 整理工程

織り上がった生地のシワを伸ばし、柔軟性をもたせる生地の最終仕上げになります。生地仕上がり後、堅牢度等の品質チェックをして織物生地の完成になります。

プリントには、白生地に直接染める捺染と、色無地に柄を染めていく抜染の2種類の方法があります。プリントは色の濃淡やボカシ表現、グラデーション等、繊細で優雅な柄構成まで表現することが出来ます。色数の制約はありません。

プリントするための版をつくる - 製版工程

始めに、製作されたデザインをトレース用の原画に修正します。製版作業は、まず型枠に紗を張り発光剤を塗り、紗張り作業が終わると作成したデザイントレースを型に写し取り、感光させて柄付作業を行います。

プリントするための色を練る - 染料調合工程

色合いはデザイナーからNo.で指示され、それに基づいて染料を準備します。ネクタイ用の染料は一般的に酸性染料が多く使用され、染液のにじみを止めたり絵際をシャープにする為に粘土のあるのり等を加えて使用します。

プリントする 1 - 地染工程

色無地に柄を染めていく抜染の場合、一番最初に地になる色を印捺します。そしてその上に柄を印捺するので、捺染に対して1型少なくてすみます。

プリントする 2 - 染色工程

プリントは各色別の型を作成し、その順番で印捺進行し完成します。その型番は色の面積やカラー濃淡を前提に決められます。プリント作業は機械を利用する方法もありますが、日本でのネクタイの場合は一般的に人手で行うことが多く、熟練を要しとても大変な作業です。

生地を仕上げる - 整理工程

印捺された染料は蒸すことで生地に染着し発色します。蒸しの工程の後は洗浄、乾燥させ、さらに凝固しなかった感光剤を水で洗い流し乾燥させます。仕上げ工程は繊維本来の性能を生かし、シワや生地の曲がりを直す等、外観や感触を向上させるために行います。